乳がん手術からしばらく時間が経つと、胸の皮膚は平らになっています。その皮膚を使って乳房の形状を作るために、皮膚を伸ばす必要があります。そこでエキスパンダーという水風船のような装置を入れる手術を初めにおこないます。その後、外来にて少しずつ生理食塩水を注入することで皮膚を伸ばしていきます。この手術は乳がんの手術で出来た傷を利用するため、エキスパンダーを入れるために新たに傷が増えることはありません。
エキスパンダーを入れてから十分な期間を開けてから、エキスパンダ―で作成した空間にインプラントを入れる手術を行います。様々な大きさや形の中から最適な1つを選択します。この手術も乳がんの手術で出来た傷を利用するため、新たに傷が増えることはありません。また、インプラントではなく自家組織(お腹や背中など自分の体の一部を用いた)再建をご希望の方は当院が提携している再建手術を専門としている病院をご紹介させていただきます。
術後1週間で抜糸をします。術後はエキスパンダーの位置を固定するためにバストバンドを3か月ほど装着していただきます。
術翌日よりシャワー可としています。傷口には透明なフィルムを貼っていますので、それを剝がさないように入ってください。
腫脹、出血、感染(重篤な場合は抜去の可能性)、位置異常、回転、左右差などが起こりえます。
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