アクアフィリング流出の緊急除去症例|他院で断られた患者様への対応記録 ~渋谷の森クリニックの3時間カウンセリングと即日対応の詳細~
「対応してくれるクリニックはないでしょう」他院でそう告げられた30代女性。アクアフィリングが下腹部・陰部まで流出する緊急事態に、渋谷の森クリニックはどう対応したのか。実際のカウンセリングから緊急手術までの詳細をレポートします。
【本症例は患者様の同意を得て、医学的観点から記録・公開しています】
【執刀医:森克哉(形成外科専門医・医学博士)】
【⚠️ アクアフィリングでお悩みの方へ】
アクアフィリングの流出は一刻を争う状態です。症状がない場合でも、早期の診断・対応が重要です。当院では緊急対応も可能ですので、まずはご相談ください。
目次
はじめに ~この記事を読んでいただきたい方~
- アクアフィリング注入後にトラブルを抱えている方
- 他院で「対応できない」と言われた方
- アクアフィリング除去の費用や方法について知りたい方
- 豊胸失敗の修正を検討している方
- 信頼できる修正の名医を探している方
この記事では、実際の症例を通じて、アクアフィリング除去と同時シリコン豊胸の可能性についてお伝えします。
他院で「対応不可」と言われた症例
他院にて、最低限できることは『まず除去のみ、シリコンの挿入は1年後になるでしょう』『そもそも対応してくれるクリニックはないでしょう』と言われ絶望的でした。
患者様プロフィール
- 年齢:30代女性
- 居住地:関西地方
- 職業:接客業(胸のボリューム維持が必要)
- 過去の施術:6年前にアクアフィリング豊胸、アクアフィリング流出後にヒアルロン酸豊胸
来院までの経緯
6年前、地元の美容外科でアクアフィリング豊胸を施術。最近になって右胸のアクアフィリングが下腹部まで流出していることに気づき、慌てて他院へ相談。右胸のボリューム低下を補うため、ヒアルロン酸を注入するも、右胸は硬くなり、さらなる流出を確認。左胸も流出が始まりました。
患者様の切実な思い
- 流れたアクアフィリングをどうにかしたい
- 健康被害の不安(ネットで危険性を知った)
- 仕事柄、胸が小さくなることは困る
- 除去と同時にシリコン豊胸を行いたい
- 右下腹部と陰部への流出も除去したい
緊急対応 ~問い合わせから即日来院へ~
患者様が渋谷の森クリニックを見つけたきっかけは、インターネットでの検索でした。「他院修正最後の砦ドクター」という言葉に一縷の希望を見出し、問い合わせフォームから連絡をいただきました。
迅速な初期対応のタイムライン
10:00 – 問い合わせフォームから相談
11:30 – スタッフから返信(状況の緊急性を確認)
14:00 – 電話で詳細ヒアリング
15:00 – 翌週の来院予約確定(手術枠も仮押さえ)
「アクアフィリングの流出は一刻を争う状態。両胸からの流出が止まらない状況は極めて危険。すぐにご来院いただく必要がある」- 渋谷の森クリニック 医療スタッフ
関西からの来院であることを考慮し、カウンセリングと手術を連続で行えるよう特別にスケジュールを調整。通常は別日程となることが多い中、緊急性を鑑みた対応でした。
3時間に及ぶ詳細なカウンセリング
来院当日、新幹線で東京へ向かわれた患者様。渋谷の森クリニックでは、森院長自らが3時間以上をかけて丁寧にカウンセリングを行いました。
初診時ヒアリング(10:00~10:30)
- 6年前の施術内容の詳細確認
- 現在の症状と経過の把握
- 他院での診断内容の確認
- 患者様の希望(除去+同時シリコン挿入)の確認
森院長による診察(10:30~11:30)
- 触診による流出範囲の確認
- 硬結の位置と大きさの評価
- 皮膚の状態チェック
- エコー検査をしながらのリアルタイム説明
「確かに広範囲に流出していますが、私の経験では十分対応可能です。むしろこの段階で来ていただけて良かった」- 森克哉院長
MRI検査(11:30~12:00)
- アクアフィリングの3D的な広がりを確認
- 下腹部への到達範囲を正確に判定
- 周囲組織との関係性を評価
検査結果の説明と治療方針の相談(12:00~13:00)
- MRI画像を見ながらの詳細説明
- 複数の治療選択肢の提示
- リスクとメリットの丁寧な説明
- 費用と術後ケアについての説明
エコー・MRI検査で判明した深刻な状態
検査の結果、想像以上に深刻な状態が判明しました。
検査で判明した事実
- 両胸にアクアフィリングの残存を確認
- 右側に特に強い硬結(しこり)と周囲組織への癒着
- 強い被膜反応があり、放置すると炎症化するリスク
- 下腹部は腹直筋(腹筋)の裏側にもアクアフィリングが到達
- 腸と薄い膜一枚で接している危険な状態
特に衝撃的だったのは、右下腹部への流出範囲でした。アクアフィリングが腹直筋(腹筋)の裏側まで到達し、腸管とわずか一枚の薄い膜で隔てられているだけという、極めて危険な状態でした。
森院長の見解
「アクアフィリングは水飴のような性質で、時間とともに周囲組織に染み込んでいきます。今回のケースは、かなり進行していますが、まだ対応可能な段階です。ただし、これ以上放置すると本当に手遅れになる可能性があります」
「多くのクリニックが対応を断る理由は、感染リスクを恐れてのことです。しかし、当院の考えは違います。手術回数が増えるほど感染リスクは高まるという論文データがあり、可能であれば一度の手術で解決すべきです」
除去とシリコン同時挿入(シリコン豊胸)という選択
検査結果を踏まえ、森院長から提示された治療選択肢は3つでした。
選択肢1:アクアフィリング除去のみ
メリット:手術時間が短い、体への負担が少ない
デメリット:胸のボリュームが大幅に減少する
患者様の反応:「仕事上、これは困る」
選択肢2:除去+シリコンバッグ同時挿入(同時シリコン豊胸)【推奨】
メリット:ボリュームを維持、手術が1回で済む
デメリット:手術時間が長くなる(約90分)
使用インプラント:モティバ エルゴノミクス2
患者様の反応:「これが理想です」
選択肢3:除去後、期間を空けてシリコン挿入
メリット:各手術のリスクを分散
デメリット:2回の手術が必要、総負担増、感染リスクの増加
患者様の反応:「関西から2回の来院は難しい」
なぜ同時シリコン豊胸手術が可能か
多くのクリニックでは感染リスクを理由に同時手術を避けますが、渋谷の森クリニックでは以下の理由で可能と判断しています。
- ✅ 感染の有無を術中に確認できる技術と経験
- ✅ 手術回数が少ないほど感染リスクは低いという医学的根拠
- ✅ 形成外科・乳房再建の技術を応用した安全な手術手技
- ✅ 年間300件以上の豊胸手術実績による確かな技術
翌日の緊急手術と結果
3時間のカウンセリングを終え、患者様はその場で手術を決断。翌日、予定通り手術が行われました。
手術の詳細
手術日:カウンセリング翌日(緊急対応)
手術時間:約90分
麻酔:静脈麻酔+吸入麻酔+局所麻酔
切開位置:乳房下縁(IMF)
手術内容:アクアフィリング除去+シリコンバッグ挿入(シリコン豊胸)
手術中の所見
- 右胸に強い癒着あり → 丁寧に剥離・除去
- 硬い部分を直視下で確実に除去
- 左胸は比較的柔らかく、ジェル状の割合が高かった
- 徹底的な洗浄後、モティバエルゴノミクス2を挿入
術後の経過
術直後
「想像していたより痛みが少なくて驚いた」との感想。術後数時間で歩行可能に。
1週間後(抜糸)
内出血や腫れは想定内。感染兆候なし。
1ヶ月後
「ようやく前向きな気持ちになれました。同時にシリコン豊胸を施術してくれる施設はないと思っていました。仕事も問題なく続けられて、本当に感謝しかありません」
なぜ渋谷の森クリニックは対応できたのか
他院で「対応不可」と言われた症例に、なぜ渋谷の森クリニックは対応できたのでしょうか。
対応を可能にした5つの要因
1. 形成外科専門医・乳房再建医としての技術
森院長は形成外科歴25年、乳房再建も含め延べ2000症例以上の実績。複雑な症例への対応経験が豊富。
2. 他院修正の豊富な経験
年間300件以上の手術のうち、約60%が他院修正症例。「最後の砦」として全国から相談が集まる。
3. 徹底した検査体制
エコー、MRIを駆使した詳細な診断。3時間のカウンセリングで状態を完全に把握。
4. エビデンスに基づいた判断
「手術回数と感染リスク」の論文データなど、医学的根拠に基づいた治療方針の決定。
5. 1日2件限定の手術体制
一人ひとりに十分な時間をかけられる体制。緊急症例にも柔軟に対応可能。
医学的エビデンス
当院の森院長は、アクアフィリング除去に関する論文を執筆しています。
「非吸収性充填剤アクアフィリング®︎の除去と同時にインプラントを用いた乳房増大術を行なった9例」
雑誌形成外科 68(6) : 636〜646, 2025
この論文では、9例すべてで安全に除去・同時再建を行えたことを報告しています。
アクアフィリング除去をお考えの方へ
アクアフィリングの危険性
アクアフィリングは日本の複数の美容外科学会(JSAPS、JSAS、日本形成外科学会、日本美容医療協会)、またアメリカのFDAでも使用が推奨されていません。その理由は以下の通りです。
- 発がん性の懸念
- 長期的な炎症反応
- 周囲組織への浸潤・破壊
- 体内で組織を溶かすリスク
特に乳房に留まらず流出すると、除去が一気に難しくなります。「症状がないうちに相談」が最も安全です。
最新の医学的知見
2024年の国際美容外科学会(ISAPS)でも、アクアフィリングによる合併症の報告が相次いでいます。特に注目すべきは以下の点です。
- 遅発性の炎症反応(注入後5年以上経過して発症する例も)
- MRIでの広範囲な組織浸潤の確認
- 除去困難症例の増加傾向
これらの知見からも、早期の適切な対応が重要であることが分かります。
このような方はすぐにご相談を
- 「しこりや形の違和感があるけど、気のせいかも…」
- 「注入したのが昔すぎて記録もない」
- 「他院で断られてしまった」
- 「今、痛みも無く、不都合が無いのでこのままでもいいか」
症状がなくても、検査で状態を確認することが重要です。早期発見・早期対応が、健康と美しさを守る鍵となります。
よくあるご質問
Q. アクアフィリング除去と同時にシリコン豊胸はできますか?
A. はい、可能です。当院では感染リスクを最小限に抑えながら、同時施術を行っています。手術回数を減らすことで、トータルの感染リスクも低減できます。
Q. 他院で断られましたが、診てもらえますか?
A. もちろんです。当院は他院修正症例を多数手がけており、複雑なケースにも対応しています。まずは無料カウンセリングでご相談ください。
Q. 遠方からの来院でも対応してもらえますか?
A. はい、可能です。緊急性が高い場合は、カウンセリングと手術を同日に行うなど、柔軟に対応いたします。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
A. 症例により異なりますが、詳細はカウンセリング時にご説明いたします。無料相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Q. 術後のダウンタイムはどのくらいですか?
A. 個人差がありますが、多くの方が1週間程度で日常生活に復帰されています。詳しい経過については、カウンセリング時にご説明いたします。
まとめ:「対応できない」はない ~渋谷の森クリニックの姿勢~
今回ご紹介した症例は、決して特別なケースではありません。アクアフィリング、アクアミドなど、過去に注入された物質によるトラブルで悩む方は増加しています。
他院で「対応できない」と言われても、諦める必要はありません。渋谷の森クリニックでは以下の理念で対応しています。
- どんなに複雑な症例でも、まず詳しく診察します
- 3時間かけてでも、最適な治療法を見つけます
- 「いつでもいつまででも真摯に対応する」理念で、術後も永続的にサポートします
一人で悩まず、まずはご相談ください。
Instagramでは豊胸術の症例を多数ご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
監修医師

渋谷の森クリニック(神宮前)院長 理事長
東京慈恵会医科大学形成外科学講座 非常勤講師
PMUアピアランスケア渋谷 代表
医学博士 森克哉
-主な活動
日本形成外科学会
日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会
日本美容外科学会(JSAPS)所属
医学博士
形成外科専門医
-理念
【保険診療のような美容医療を】 【いつでも、いつまででも真摯に対応する】
形成外科歴25年、乳房再建も含め延べ2000症例以上に及ぶ安全で満足度の高い豊胸手術を行っている形成外科専門医であり現役の乳房再建医である。
その仕上がりの美しさ・自然さは口コミで広がり、全国各地だけでなく海外からも豊胸手術希望の患者が後を絶たない。
多くの支持を集めるその背景には、長年にわたる乳房再建の技術を生かした唯一無二の豊胸技術を持つ森院長の存在がある。
「豊胸のスペシャリスト」として美容の手術だけでなく、渋谷の森クリニックは乳房再建認定施設として乳癌患者への乳房再建手術も実施している。
またその実績や技術力だけでなく、親子で通えるようなアットホームなクリニックを目指し、「いつでも、いつまででも真摯に対応する」という理念と、優しく丁寧なアフターフォローにも定評がある。
最後に、当記事の発信元である渋谷の森クリニック(神宮前)は、森克哉医師が運営する分院を持たない日本唯一のクリニックであり(分院展開なし)、豊胸手術はすべて森医師自身が執刀する。