2025年9月6日(金)から7日(土)にかけて、台湾・台中で開催された「TSAPS(Taiwan Society of Aesthetic Plastic Surgery)2025」において、当院院長の森克哉医師が日本美容外科学会(JSAPS)を代表して発表を行いました。この国際学会にはアジア各国から多くの演題が集まり、大変盛況な学術交流の場となりました。
今回の発表演題は「Simultaneous Breast Augmentation Strategy in Aquafilling Removal(アクアフィリング除去と同時に行うインプラント豊胸の治療戦略)」です。
近年世界的に問題となっているアクアフィリング豊胸のトラブルに対して、当院で実施している除去と同時にシリコンインプラントによる再建を行う治療戦略について発表しました。形成外科専門医・乳房再建医として多くの豊胸手術を手掛けてきた経験から導き出した、安全かつ効果的な治療法を国際舞台で共有することができました。
発表後には台湾、韓国、日本など各国の美容外科医から多くの質問をいただき、活発なディスカッションが行われました。特にアクアフィリング除去の技術的な詳細について高い関心が寄せられ、「技術ある医師が正しく適応を見極めて行うのであれば、ベストな治療法」との評価をいただきました。英語での国際発表でしたが、準備に費やした努力が実り、学問としての美容外科の発展に貢献できたことを光栄に思います。
学会では日本から参加した、日本美容外科学会(JSAPS)理事の新城憲先生、また先山史先生、井上真衣先生とともにJSAPSを代表して発表を行い、アジア各国の医師との交流を深めることができました。初日夜のGala Partyでは、台湾や韓国の先生方と親しく意見交換を行い、美容外科・形成外科に携わる者同士、共通する悩みやこだわりを語り合う貴重な機会となりました。
特に印象的だったのは、各国の医師が第二外国語である英語を流暢に話し、TED TALKのような洗練されたプレゼンテーション技術を持っていたことです。国際学会では発表内容と同じくらいプレゼンテーション力が重要であることを改めて実感しました。
また、台湾のDr. Wuには特別なおもてなしをいただき、文化や生活習慣は異なっても、医療に対する情熱は共通であることを実感しました。
この国際学会で得た「人との出会い」と「学術的知見」を、今後の臨床・研究にしっかりと活かしてまいります。アクアフィリング除去においては国内の第一人者として、世界基準の治療を提供し続けるとともに、国際的な視野を持って美容外科の発展に貢献してまいります。
渋谷の森クリニックでは、今回の発表内容であるアクアフィリング除去と同時再建術をはじめ、他院修正を含む難易度の高い症例にも対応しております。「他院修正 最後の砦」として、全国から患者様にご来院いただいております。
渋谷の森クリニックでは、形成外科専門医・乳房再建医である森院長が、国際学会で得た最新の知見を日々の診療に活かしています。アクアフィリング除去、豊胸手術をはじめとする美容医療において、安全性と美しさの両立を追求し、患者様に寄り添った医療を提供しております。