この記事ではヒアルロン酸注入でアレルギー反応は起こるのか?
また、起こる場合の症状や対処法について医師が解説いたします。
目次
ヒアルロン酸注入でアレルギー反応が起こる可能性はございます。
人間の身体には元々ヒアルロン酸が存在しておりますが、体内にあるヒアルロン酸と、
ヒアルロン酸注入で使用される製剤は異なります。
ヒアルロン酸製剤には、体内ですぐ分解されないように添加物が入っており、この添加物に対してアレルギー反応が起こってしまう可能性があります。
ただ、最近のヒアルロン酸は非動物性由来で作られている為、アレルギーを起こす可能性は極めて稀です。
施術前のアレルギー検査は不要となっております。
アレルギー反応は稀ということでしたがゼロではございません。
アレルギーだった場合の症状についてご説明いたします。
アレルギー反応があった場合は痛みを感じます。
もちろん、術後のダウンタイムの症状として痛みや鈍痛を感じる方がいらっしゃいますが中々痛みが引かない場合はアレルギーの可能性もございますので
クリニックに診察に行きましょう。
腫れや赤みの症状が出る可能性がございます。
即日だけではなく、注入して数日から一か月くらいの際にに赤く腫れてくるという現象もございます。
日に日に腫れや赤みが増す場合は直ちにご連絡ください。
熱感を感じる場合がございます。
どちらかというと腫れや赤みが目立つ場合がありますので
熱感を感じないこともありますが、術後経過が経って熱感が出てきた場合はアレルギーの可能性がございます。
万が一アレルギー症状が出てしまった場合は、抗原(異物)を除去する必要があります。
対処法としてアルロン酸分解注射(ヒアルロニダーゼ)を使用し、抗原が溜まらないようにします。
ヒアルロニダーゼを注入すると注入直後から、または数日かけてヒアルロン酸が分解され、腫れや赤み等のアレルギー症状が治まっていきます。
アレルギーの症状が出た場合はクリニックにて適切な処置を行いますので、ご不安なことがあればクリニックにご相談ください。
施術を行う前にヒアルロン酸の製剤を確認しておきましょう。
価格だけを見て選んでしまうと術後のトラブルになりかねません。
製剤には様々な種類があります。
例えばアラガン社のヒアルロン酸製剤は、不純物質に含まれるタンパク質が極めて少なく、アレルギー反応を起こしにくくなっています。
厚生労働省で認可された製剤ですので、安心して施術を受けることができます。
術後、アレルギーなどで後悔しないためにもご自身で製剤のチェックをしましょう。
今回はヒアルロン酸注入のアレルギー反応についてご紹介いたしました。
・ヒアルロン酸注入でアレルギー反応は起こるのか?
・アレルギー反応で出てくる症状は?
・アレルギーが出てしまった場合の対処法について
・ヒアルロン酸の製剤も確認しておきましょう
ヒアルロン酸でアレルギーを起こすことは可能性としてございます。
術後すぐアレルギー反応がわからず、日に日に痛みを感じる場合は必ずクリニックで診察してもらいましょう。