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ヒアルロン酸注入のリスク・副作用について医師が解説

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2022.08.03.Wed

美容施術の中でも気軽に行えると言われているヒアルロン酸注入ですが実際は安全なのか?またリスクや副作用はないのか医師が解説いたします。

ヒアルロン酸とは?どんな役割なのか

ヒアルロン酸はもともと体内にあるムコ多糖類の一種で非常に多くの水分を蓄えています。年齢を重ねると徐々に失われていきますが、直接注入して皮膚を底から持ち上げることで、肌の保湿やシワの改善、たるみのリフティング効果もあります。

また涙袋形成や鼻の隆鼻術としてもヒアルロン酸を使用し、注入で形成することも多くあります。

 

安全なヒアルロン酸の見極め方とは?

アレルギーを引き起こす可能性が低いことから、安全性の高い方法として知られていますがヒアルロン酸注入も100%安全というわけではありません。

ヒアルロン酸製剤は、国によってその効果と安全性が認められている高品質な製品から、体内に吸収されない物質が混入している粗悪品まで様々なので注意が必要です。

価格だけで選んでしまうと安全性にかける可能性がございます。

基本的に製剤の見分け方としては、国による認可があるかを確認するとよいでしょう。

日本の厚生労働省、アメリカのFDA、ヨーロッパのCEマークを取得しているものであれば、安全性は高いと言えますので、施術を受けられる前にどの製剤を使用するのかを医師に確認することが大切になります。

 

ヒアルロン酸注入のリスク・副作用

ヒアルロン酸注入のリスク・副作用は下記になります。

・内出血

・腫れ、むくみ

・痛み、違和感

・肌の色味が変わる

・血管閉塞

・感染症

・アレルギー反応

実際は約1週間程度で落ち着きますが、血管塞栓には注意が必要です。

血管塞栓とは血管が詰まってしまうことです。 

ヒアルロン酸注入の際に、血管に針の先が刺さったまま血管内にヒアルロン酸を注入することで血管塞栓による血流障害が起きます。 

血流障害が皮膚に起これば皮膚壊死、眼であれば視力低下や失明など、とても重篤な合併症になり得ますので施術を行う前にリスクを頭に入れておきましょう。

 

ヒアルロン酸注入の失敗例は?

ヒアルロン酸注入にも失敗が起こる可能性がございます。

主な失敗例をご紹介いたします。

・膨らみすぎる

・注入箇所の色味が変わる

・しこりができる

・触った感触が変わる

・血管が詰まる

・ボコボコになる

手軽にできる施術とはいえ失敗例がありますので安易に考えることはやめましょう。

 

ヒアルロン酸注入の失敗を防ぐ対策方法は?

一番はヒアルロン酸注入を多く経験されている医師に施術を行っていただくことになります。

また万が一のことが起こった場合でも対処していてくれるクリニック選びを行いましょう。

どうしてもヒアルロン酸注入は価格が比較的安いので価格だけで決めるのも要注意になります。

カウンセリングの際には注入する製材や症例写真などを拝見し納得した上で施術を行うと失敗を防ぐことができるかと思います。

 

まとめ

今回はヒアルロン酸注入のリスク、副作用についてお話いたしました。

・ヒアルロン酸とは?どんな役割なのか

・安全なヒアルロン酸の見極め方とは?

・ヒアルロン酸注入のリスク・副作用

・ヒアルロン酸注入の失敗例は?

・ヒアルロン酸注入の失敗を防ぐ対策方法は?

・まとめ

 

価格が安くダウンタイムも短いメリットがヒアルロン酸注入にはございますが

安易に選んでいい施術ではございません。

施術を行う際にはより安全に施術が行えるクリニック選びを心がけましょう。

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